受験会場にて行うコンピュータを使った試験「CBT(Computer Based Testing)」について、導入メリットやIBTとの違いなど、試験主催者のハテナに答える入門サイトです。受験者の申込み~会場運営、採点まで、CBTの運用を代行する実績豊富な会社もご紹介。試験運営の成功を担うパートナーを見つけましょう。
CBTとは単に「コンピュータを使った試験」を指すのではなく、受験申込から試験実施、合否通知まで試験運営に関わるすべての業務をデジタル化したテスト方式のこと。試験官が常駐する会場で試験を行うため、情報漏洩やなりすましなど不正のリスクが低くなります。
CBTはインターネットを経由して実施する試験の総称「IBT(Internet Based Testing)」と混同されがちですが、IBTはCBTのように会場で試験を受けるものではありません。PCやスマートフォンがあれば自宅や職場で試験を受けられるという利点はありますが、CBTに比べて不正リスクがある点はIBTのデメリット。厳格な体制で試験運営全体を任せたいなら、CBTによる試験の実施がおすすめです。
CBT試験の運用を外部に委託する場合、当日の試験運営はもちろん情報管理まで任せることになるので、信頼できるCBT運用代行会社を選ぶ必要があります。信頼性を確かめるには、運用を行ってきた国内団体数や団体例などこれまでのCBT運用の実績に注目しましょう。
また、保有している会場が少なかったり、会場のエリアが極端に偏っていたりすると、会場に足を運びづらいことから受験者が集まりません。受験者の利便性を考慮し、会場の数や展開エリアもCBT運用代行会社を選ぶ際のポイントとして考えてください。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。
実績のあるシー・ビー・ティ・ソリューションズ、プロメトリックについて、それぞれ特徴や事例を紹介します。
国内会場数 | 国内360カ所(47都道府県対応) |
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団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
シー・ビー・ティ・ソリューションズは、アマチュア無線技士など厳格な体制が求められる国家試験や日商簿記など代表的な検定まで、200団体以上のCBT運用を代行してきました(※2023年2月調査時点)。
これまでの実績から培ったノウハウやIT技術を活かし、試験団体の要望に対し的確に応える対応力や品質に定評があります。実際に、2021年8月時点で顧客の継続率は95%以上※と信頼性の高さが伺えます。現状、試験主催者側の事業撤退以外の理由で解約になるケースはほぼ発生していません。
CBTは会場での受験が必須となるため、より多くの受験者に試験を受けてもらうには、CBT運用代行会社が保有している会場数や展開エリアが重要なポイント。
シー・ビー・ティ・ソリューションズは、47都道府県・360カ所のCBTテストセンターを展開。受験者にとって都合の良い時間・場所で受験できる環境を整えています。
会場では試験に合格したプロの認定試験官によるカメラによる監視を徹底し、モニタ間にはパーティションを入れる等の対応、更に試験室に私物を持ち込ませない様に鍵付きロッカー等の対策で不正を防止。土日祝もサポートセンターが稼働しているため、万が一のトラブルにも迅速に対応します。
シー・ビー・ティ・ソリューションズは、CBT運用代行会社でありながらIT企業としての側面も持ち合わせています。CBT試験で使用するシステムを自社開発しているため、システム開発を外部へ委託しているほかのCBT運用代行会社より費用を抑えてシステムを提供しています。
当然ながらCBT運用代行会社としての知識も豊富であるため、試験主催者側のシステムに関する要望に対し、迅速かつ柔軟に対応できることが強み。システムには基本的な機能からAIやe-ラーニング、QRコード等の多彩な決済制度など、試験主催者に必要な機能がオールインワンで備わっています。
47都道府県に360ヶ所ものテストセンターがあるので、全国各地でCBT試験を行いたい、より多くの受験者を獲得したいと考える企業や団体におすすめです。これまで数多くの試験団体や国家試験を支えてきた実績から、安定した試験運営も期待できるでしょう。
(前略)まず、47都道府県に300カ所以上の提携テストセンターがあり、さまざまな地域に住んでいる方が受験しやすい点が、全国に受験者がいる秘書検定に合うと感じました。受験者が申込サイトから試験申込をする際の手順や操作が分かりやすいことも、CBTSの魅力です。(中略)受験者にとって利便性が高い試験サービスを展開されているのはもちろんですが、主催者側への配慮も行き届いているのが、CBTSの良さだと思います。(後略)
(前略)CBTSは、コールセンターやシステムサポートのスタッフが充実していて、試験申込時に、受験者が困っている事象が発生した場合には可能な限り解決する対応をしていただきました。試験終了後には、CBTSのスタッフと共に、更に改善ができることは何かを話し合い、次への試験運用に活かすことができています。幸い受験者数も着実に伸びています。(後略)
IPAの基本情報処理試験などの国家試験に対応できるほど管理を徹底しているシー・ビー・ティ・ソリューションズのテストセンターは、厳格な施設・運営基準と認定試験官制度による全員がプロの試験監督員による運営を行っています。会場にはロッカーを設置して私物を持ち込めないようにしたり、室外からガラス越しで試験の監視を行ったりと、様々なリスクを考えて隙のない環境を整えています。
シー・ビー・ティ・ソリューションズはパートやアルバイトではなく、コールセンターやプログラム開発・保守体制等全てが正社員で実施。1オフィスで密に連携を行い、土日祝日も営業しており、高品質なサービス提供を心がけています。また全社員必須で「情報セキュリティ技師」の資格も保有しており、セキュリティ管理などプロ意識を持って運営しています。
会社名 | 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ |
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所在地 | 東京都千代田区神田練塀町3 AKSビル6階 |
営業時間 | 全日9:30~17:30(土日祝日も含む) ※代表電話は平日のみ |
公式HP | https://cbt-s.com/ |
電話番号 | 03-5209-0551 |
対応エリア | 全国47都道府県 |
国内会場数 | 国内約160カ所(47都道府県対応) ※2023年2月時点 |
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団体実績 | 約30団体 ※2023年2月時点 |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
プロメトリックは、アメリカに本社を置く外資系のCBT運用代行会社。25年以上にわたってサービスを提供しており、2023年2月時点のCBTの団体実績は約30団体となります。これまで、金融、保険、証券、情報通信、語学など、幅広い検定・試験団体をサポートしてきました。
試験会場の運営だけでなく試験問題の作成支援も行っているため、自社で試験問題を用意するリソースがない試験団体にはおすすめなCBT運用代行会社です。
プロメトリックの国内における公認試験会場は、47都道府県・160カ所以上に存在します。セキュリティ対策の徹底やスキルに富む試験監督員の採用に努め、高いレベルで公平・公正な受験環境を提供。待合室や試験室の騒音・室温・バリアフリーまで配慮しています。
また世界15カ所以上にオフィスを構えており、試験のグローバル配信をサポート。海外展開を考えている試験主催者にとっては、心強いパートナーになるはずです。
プロメトリックは預かった試験問題や個人情報などデータの漏洩を防ぐために、メリーランド州ボルチモアにある本社のデータセンターにおいて情報を管理しています。世界中のCBT試験の運用を代行しているからこそ、各国のセキュリティ水準を満たした管理を徹底しています。
全ての受験者が世界のどこにいても公平に受験できるよう、スタッフには資格取得や専門的な訓練を実施。国によって試験会場の品質が劣る、受験者が損をするということを防いでいます。
プロメトリックは世界180カ国以上に試験会場を保有しているグローバル企業です。対象エリアの特徴を踏まえた試験作成や配信ソリューションを提供しているので、世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい企業・団体におすすめです。
(前略)試験主催者団体様の配信システムとプロメトリックの試験会場との円滑な連携により、CBTによる受験機会の拡大が実現しました。プロメトリックの試験会場ネットワークは、年間約200万件の配信実績に裏付けられたスキルの高い試験監督員で運営されているため、幅広い受験者層や、試験主催団体が規定するルールに基づいた試験運営にも十分に対応することができました。(後略)
長期的な計画に基づいた本試験のCBTへの移行は、PBT専用システムの導入から4年を経て無事に完了しました。(中略)専用のコンタクトセンターが受験者のサポートだけではなく、有資格者からの資格制度に関する問い合わせや、試験主催者団体様の管理システムに関する問い合わせにも一括して対応することで、試験主催者団体様が基幹業務に注力できる環境を実現しました。(後略)
試験会場管理業務を担当するスタッフは、試験会場運営を熟知した業務経験5年以上の人材を中心に構成しています。経験のある試験監督員が運営するからこそ、オペレーションミスや障害の発生を抑え、大量の試験を安定的に提供できています。
プロメトリックのスタッフによるインタビューを確認すると、高品質な試験を提供するために最も大切にしていることとして、「常に受験者の立場になり対応すること」をあげています。「受験者1人1人が、人生をかけた大切な試験のために来場している」という事を念頭に置き、繁忙期は1日約2000名の受験者に対応しているようです。
会社名 | プロメトリック株式会社 |
---|---|
所在地 | 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア5F |
営業時間 | 記載なし |
公式HP | https://www.prometric-jp.com/ |
電話番号 | 代表番号は記載なし |
対応エリア | 全国(詳細は記載なし) |
CBT運用代行会社といっても、提供しているサービス内容や対応範囲はどこも同じではなく、業界の特性からも気を付けておかなければいけないポイントがあります。ポイントとなる「CBT業界あるある」を3つご紹介するので、理解した上で会社を選ぶようにしましょう。
試験会場といいつつ、実態はマンションの一室で試験を行うようなCBT運用代行会社が存在します。セキュリティ面の不安はもちろん、資格や検定、主催者のイメージダウンにもなりかねません。会場のレベルや品質をチェックするなら、厳格な体制が求められる国家試験の配信可否をひとつの基準としてCBT運用代行会社を選びましょう。
また、より多くの受験者に試験を受けてもらうためには、会場数はもちろん席数の確認も必須。配信団体が多ければ比例して受験者数も増えるため、必要な席数を用意できるか否かは「配信団体の実績」に注目しましょう。
試験のニーズによっては、製品のままではなくカスタマイズが必要な場合もあるでしょう。カスタマイズ開発を内部に持っている会社であれば低価格で柔軟な対応が可能です。逆に外部委託する会社の場合、多くの開発コストがかかります。また、導入後トラブル時に開発者達が不在のため対応が万全ではなく、追加カスタマイズに多くのコストが必要です。コストを抑えつつ自社に合った柔軟なシステムを希望するなら、カスタマイズの可否(開発体制)はチェックしておきましょう。
CBT運用代行会社によっては、試験・資格を販促するメディアを持っていることをご存じでしょうか。試験や検定の宣伝をしたいと考えたときに、自社で対応するにしても外注するにしても手間や費用がかかるはず。販促メディアを持っているCBT運用代行会社に相談すれば、試験運用に関する業務だけでなく、工数をかけずに受験者へのアプローチもできるのでおすすめです。
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社の特徴を比較表にまとめました。これまで紹介した「CBT業界あるある」を踏まえて、各社の強みを確認しましょう。
▼スクロールできます▼
シー・ビー・ティ・
ソリューションズ(CBTS) |
プロメトリック
|
ナショナル・
コンピュータ・ システムズ・ジャパン(Pearson VUE) |
オデッセイ
コミュニケーションズ(Odyssey CBT) |
イー・
コミュニケーションズ(J-Testing) |
日本通信紙(JJS)
|
NieV(ニーヴ)
|
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
国内団体 実績 |
〇 200団体以上 |
- 約30団体 |
- 記載なし |
- 約20団体 |
- 約20団体 |
- 約20団体 |
- 記載なし |
会場数 | 〇 360 |
△ 160以上 |
△ 141 |
〇 300以上 |
△ 150以上 |
〇 193 |
- 記載なし |
会場品質 | 〇 国家試験の実績あり |
〇 国家試験の実績あり |
- | - | - | - | - |
システム 機能 |
主催者管理/団体管理 決済制度/AI/分析 物販/e-ラーニング/etc… 試験主催者に必要な機能がオールインワン |
グローバル配信/AIを用いた認証システムを用意 | 試験の開発・配信・登録・予約・結果処理・レポート作成のための単一ソースのソリューション「VUE™ Integrated Platform™」を用意 | - 記載なし |
HTML5受験画面/付箋機能/決済機能/etc… | データをセキュアに保護など | - 記載なし |
カスタマイズ (内部開発か否か) |
〇 内部開発 |
- 記載なし |
- 記載なし |
- 記載なし |
〇 内部開発 |
- 記載なし |
- 記載なし |
サポート (コールセンター) |
〇 土日祝も対応 |
〇 土日祝も対応 |
△ 一部海外にてサポート |
△ 平日のみ |
- フォームのみ |
△ JJSが平日のみ対応 |
- 記載なし |
プロモーション 支援 |
日本の資格検定を運営 | - | - | アオテンストアを運営 | 資格検定ラボを運営 | - | - |
海外展開 (海外実績) |
- | 〇 | 〇 | - | - | - | - |
※〇など記号は以下の基準で付けています
〇:平均よりも上
△:平均
-:平均以下または情報が確認できなかったもの
※会場品質について
会場品質は、厳格な体制が求められる「国家試験の実施有無」にて判断しています。
CBT運用代行会社の中には、CBT試験の業務全般ではなく一部分のみ対応している会社があります。自社の目的に合わせて、適した会社に相談するようにしましょう。
世界180カ国、5,000以上のテストセンターをもつ外資系のCBT運用代行会社。会場や試験官の用意から試験運用、データ管理に対応しています。
各種試験のシステム開発をおこなう販売会社。2004年に「MasterCBT」、2013年に会場型CBTサービス「J-Testing」、そして2019年に「マスターシービーティ プラス」と提供しています。
会場の用意から試験官手配、コールセンターの用意、採点、データ管理とおこなうCBT運用代行会社です。運営母体はジェイジェイエスプラスと同じです。
試験官派遣や会場用意のサービスを中心に、eラーニング配信システムや動画コンテンツ制作など、総合教育ソリューションを提供。日本通信紙と運営母体が同じです。
300以上のPCスクールや教育機関と提携し、CBT運用を行っています。CBT運用代行に対応しつつ、MOSの試験主催者でもあるという特殊な立ち位置の会社です。
自社で育成した試験官の派遣、固定費不要・完全成果報酬型の会場手配をメインに行う会社です。また、試験監督人材の育成を目的としてeラーニング教材をリリースしています。
受験申込受付・受験料徴収から採点・試験結果集計まで委託できるCBT運用代行会社です。「動物看護士統一認定試験」「福祉力検定試験」など幅広い分野で導入実績があります。
CBT試験・IBT試験・PBT試験などに対応しています。試験実施団体の要望にあわせて、試験運用方法を提案している点が特徴です。2つの試験方法を組み合わせることもできます。
河合塾とパソナなどのノウハウを活用している試験運営代行業者です。全国に36,000名のスタッフを確保している点、6,800カ所の会場情報を所有している点が特長といえるでしょう。
株式会社TACの関連会社です。同社のシステムを用いてCBT運用代行サービスなどを提供しています。全国の21カ所のTACテストセンターを中心に47都道府県に試験会場を確保しています。
CBTに加えLMSも提供している事業者です。両サービスを連携させて、結果の管理や結果をトレーニングに反映させることなどができます。大規模な試験に対応することも可能です。
ニーズにあわせてCBT・IBT・PBTを実施するハイブリッド型の試験を提供しています。同社のパートナー企業へ試験官の手配、テストセンターの運営などを委託することも可能です。
資格や検定の申し込みから採点まで全てコンピュータで行うCBT。メリットや注意点など、CBTをより理解するための基本情報を解説します。
コロナの流行により感染対策ができる広い会場が必要になったことやデジタル化の推進もあり、CBTを導入し受験者の獲得に成功している団体がいくつかあります。
例えばCBT方式を採用する「ITパスポート試験」は、令和4年の応募者数が174万1697人で前年より約17%も応募者が増加。12年前の平成21年の応募者数が11万8701人なので、160万人近くも応募者が増えたことになります。
受験者増加の背景には、CBTの導入により利便性が向上し申し込みがしやすくなったこと、試験の開催頻度が増え再受験をしやすくなったことがあります。この結果からCBTは受験者にとってメリットが多く、受験のハードルを下げる試験方法であることは明らかといえるのではないでしょうか。
※情報参照元:ITパスポート試験HP(https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/result.html)
これまでマークシートによる試験が主流でしたが、CBT試験に変わることで様々なメリットが発生します。例えば、CBT運用代行会社が全国に会場を持っているようであれば、試験主催者は全国の受験者に試験を受けてもらうことができますし、運用代行会社に依頼することで、CBTの申し込みから当日運営まで全ての工程を任せて本業に集中できます。
デメリットとして「PC操作が苦手な受験者には向いていない」などまとめていますが、会場スタッフの教育が行き届いているCBT運用代行会社であればイレギュラーにも問題なく対応できるでしょう。
詳しいことは以下のページで解説しているので、是非参考にしてください。
CBTを導入すると決めたら、運用代行会社の対応範囲や依頼時の注意点を必ず確認しましょう。会社選びで躓くと、後々自社で対応しなければいけないことが増えたり、情報管理におけるトラブルに巻き込まれたりするリスクが高まります。
コンピュータを使った試験には、CBTの他、IBTと呼ばれる方法があります。どちらもコンピュータを使って試験を実施しますが、試験を受ける場所や不正のリスク、受験者制限が異なるので、違いをしっかり認識しておきましょう。
CBTは30年程度前に登場した試験方式と考えられています(2023年時点)。普及しだしたのは、高速インターネット回線が広がり始めた2000年頃からです。国内で本格的に利用され始めたのはコロナ禍以降といえるでしょう。
CBTにもカンニングのリスクがあります。主な手法は、カンニングペーパー・スマートフォンの持ち込みなどです。試験官の巡回と監視カメラによる確認、AIの活用などで、カンニングしにくい環境を作ることが重要です。
試験問題と受験者を公平に評価するための理論です。受験者の能力と問題の難易度を切り離せる点が特徴といえるでしょう。IRTを活用することで、複数パターンの問題を使用するCBTでも受験者を公平に評価できます。
ICT教育は、教育のデジタル化です。具体例として、タブレット端末や電子黒板の活用などがあげられます。ICT教育が浸透すると、試験のCBT化は進展すると予想されています。CBTもICTを活用しているためです。
CBTは、公平性を求められる試験や答えがひとつしかない試験などに向いていると考えられています。本人確認を徹底できる、不正対策を行える、採点をスムーズに行えるなどの強みを発揮できるためです。
GIGAスクール構想に基づき日本でも学力調査のCBT化が進んでいます。この流れに影響を与えたのが海外におけるCBTの普及です。OECDが実施する国際学力調査やフランスが実施する学生評価などはCBTが全面導入されています。
CBTの機能はサービスで異なります。受験者管理や試験会場手配、試験当日の会場運営、採点と結果発表などの機能を提供している運用代行会社が多いといえるでしょう。主催者は試験に関連する業務の負担を軽減できます。
CBTは「自社でシステムを開発する」「CBT運用代行会社に委託する」「既存のCBTシステムを活用する」ことで導入できます。各方法には長所・短所があるため、特徴を踏まえたうえで目的に合わせて選ぶことが大切です。
問題作成は、CBT実施前に必要になる準備のひとつです。原則として主催者側が問題を作成します。ポイントは、入稿後に見直しを繰り返して誤解を招く表現などを修正することです。これにより問題の精度を高められます。
一斉試験にCBTの導入は難しいと考えられてきましたが、現在は対応できる事業者が登場しています。ただし、CBT運用代行会社によって対応できる規模などは異なります。条件を確認しつつ導入する必要があります。
CBT方式による試験では、内容や種類によって試験時間が異なります。あまりに長時間の試験では、コストがかかったり受験者からのクレームにつながったりするリスクがあります。CBT方式で長時間試験になってしまう場合は内容の見直しなども必要になるでしょう。
災害発生により試験が中止になった際、パーパーテストの場合はテスト用紙や受験票等の資材、会場の手配など大きなコストがかかりますが、CBTでは用紙の準備などが必要なく、会場も押さえやすいというメリットがあり、災害に強い試験方法といえます。
CBTは、オンライン試験で活用されるシステムです。eラーニングと比較してセキュリティが高い点が特徴です。また、紙面を用いたテストよりも準備物が少なく、実施する上での作業を軽減して効率化できるメリットもあります。
CATは、CBTを用いて実施するテストで活用できるテストシステムのひとつです。受験者ごとに、回答の正誤に応じてその後に出題する問題を変更することができます。その分野の理解度を、より細かく計測することができる点がメリットです。
CBTは試験の運用に合わせたシステムのカスタマイズが必要となるため、費用の兼ね合いでトライアルの提供が難しいと考えられてきました。しかしCBTの提供会社には、トライアルプランを提供しているところがあります。
CBTに導入できるAIを活用した監視システムがあります。顔認識システムで替え玉受験を検知する、カンニングを検知するなど、人の目では確認しきれない監視を正確に行うシステムです。採点機能など、業務効率化できる機能を搭載している製品もあります。
CBTシステムを導入する際は、初期費用や運営費用などの導入費用がかかります。CBTシステムには導入費用が必要ですが、導入によるコスト削減を踏まえると費用面のメリットが大きいです。
CBTシステムを導入する際は、必ず試験の主催者側とベンダーによる綿密な打ち合わせが必要です。打ち合わせの中で、従来のペーパーテストで生じていた課題の解決方法を洗い出し、システムの開発に落とし込みます。
試験に必要な問題や正解などの情報(アイテムバンク)を用意し、試験版を複数作ることで、それぞれの受験者にバランスのよい出題を行えるテストモデルです。試験問題の漏洩や不正を防止できるほか、受験者に対して公平な評価を行えます。
これまで紙ベースで試験を行っていた会社がCBTを導入することにより、会場の準備や問題・解答用紙の印刷など、さまざまな手間を省けます。またそれに伴うコストを削減できる点もメリットです。従業員は、パソコンなどからいつでも受験できるため、日時に縛られないメリットがあります。
ChatGPTは、基本的な機能であれば無料で利用可能なAIチャットサービスです。問題への回答や英文の翻訳、プログラミングコードの作成など実にさまざまなことが行えます。CBT試験ではChatGPTによる不正を、どのような方法で対策するか考えなければなりません。
CBTでは、異なる試験において正しく難易度を比較するための等化が行われることがあります。等化を行わないとテストによって難易度が大きく異なった場合、受験者を正しく評価できません。公平な試験につなげるためにも重要なものです。
CBT運用代行会社を利用したことがある方に向けてアンケートを実施しました。ユーザーの声を是非参考にしてみてください。
調査機関:2023年11月20日~27日
調査機関:fastask
調査対象:「業務でfastaskを利用したことがある」と回答した全国20~60代の男女206名
CBT方式を取り入れている、代表的な検定や資格について紹介します。
学生を中心に受検者が多く、学校や学習塾でも取得が推奨されている漢検。元々は個人受検と団体受検しか方法がありませんでしたが、現在は2級から7級に限定してCBT方式での受検が可能です。
会社の経営や財務状態を数字化し、正確な情報公開と良好な経営管理をおこなうためのスキルが身につく検定です。昔から人気の高いメジャーな資格の一つで、4階級のうち2級と3級でCBT方式が導入されています。
ビジネス現場で活かせる一般常識が身につく、秘書を目指しておらずとも取っておきたい検定です。2級と3級ではCBT方式を採用しており、自分の学習ペースで受験スケジュールを組めます。
基本技術者試験は、ITに関する基本知識と技能を問う資格試験です。2020年からCBT方式の導入が始まり、2023年4月からは通年で受験が可能となりました。
CBTに移行することで、受験者の利便性向上や主催者側の運用負担軽減に繋がることはもちろん、印刷や資材配送など紙の試験に必要だった費用が不要になるので、大幅なコストカットが実現できます。
メリットが多いCBTですが、運用代行会社選びは慎重にならなければいけません。信頼できるCBT運用代行会社を選びたいなら、団体数や団体事例など実績に注目してパートナーを探してみましょう。