試験の申し込み、試験会場や資材の手配、出題、採点、合格発表といった試験に関わる業務をインターネット化するCBTについて、従来の試験と比べた際にCBTが持つデメリットは何か解説しています。CBT運用会社の選び方も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
自社でCBTの運営を行う場合、試験会場には試験の要件を満たしたパソコン、ヘッドセットやマイク等の周辺機器を用意しなければなりません。会場の広さを確保できない場合は、施設の収容人数に合わせて受験人数や日程の調整が必要となります。
なお、CBT運用代行会社は会場・日程・受験人数の調整も行うので、運用代行会社を利用することで、これらの問題は解決できます。
試験の全てをコンピュータで受けるCBTでは、受験者がパソコンの操作ができることが前提になります。そのためパソコンの操作に不安があるという受験者の場合、受験すること自体に不安な気持ちを持ったり、受験を敬遠したりすることもあるでしょう。
より多くの人に抵抗なく受験してもらうためには、操作方法がわかる動画などを準備してCBT試験の流れをわかりやすくしたり、試験時に受験者のサポートをしたりする人員を配置することで、受験者の心のハードルを低くすることが必要です。
CBT運用代行会社を決める際にはパソコンの操作方法や受験者対応を熟知した試験監督者を配備できる会社を選ぶようにしましょう。
CBTはインターネットを使用する試験であるため、通信エラー等システムに不具合があった場合には試験の進行に支障が生じてしまいます。通信エラー時には専門知識が、トラブルによる試験続行不可能の際には代替試験の実施などの対応が必要となります。
スムーズな試験運営のためには、豊富な実績を持ち、万が一の際にも適切な対処ができるCBT運用代行会社に運営を依頼するとよいでしょう。
このようにCBTには紙の問題用紙・解答用紙を使って行う試験とは違う難しい面もあります。しかし試験を主催する団体がすべてを行わずともよいのです。
試験にかかわる業務を一手に引き受け、通信に関する専門的な知識も持っている「CBT運用代行業者」に依頼することができれば、設備の準備や運営、受験者サポートの面でさまざまな問題が解決します。CBTをはじめる際にはぜひプロに依頼することも検討してみてください。
上記のことから試験主催者がCBT導入を行う際は、運用代行会社へ依頼するとよいということがわかると思います。
CBT運用代行会社を選ぶ際には、全国にどれだけ試験会場(テストセンター)を持っているか、どんな種類の検定・試験を行った実績があるのか、運営のノウハウを持っているかをチェックしましょう。
こちらのページでは確かな実績を持つCBT運用代行会社2選を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。