CBTの機能はサービスにより異なります。ここでは、主な機能を紹介します。
CBTは受験者管理機能を備えています。具体的な内容はサービスごとに異なりますが、氏名・住所・年齢などと試験結果を紐づけて一元管理できるケースが多いでしょう。社内試験であれば、これらの情報に加えて入社年度や所属部署などの情報も管理できます。ある条件で受験者を抽出したり試験結果を分析したりするときに役立つ機能といえます。
CBTの中には、申し込みを受け付けて決済まで済ませられる機能を備えているものがあります。資格試験などの場合は、主催者だけでなく受験者にとってもメリットのある機能といえるでしょう。公式サイトなどで決済を済ませられれば、受験者は銀行振り込みなどの手間を省けます。忙しい方でも受験しやすくなるため、受験者数増につながる可能性があります。領収書発行機能を備えているCTBがある点も見逃せません。
試験会場の手配を代行しているCBTもあります。全国各地にCBTに対応したテストセンターを確保できる点が魅力です。サービスを選べば、北海道の稚内や沖縄県の石垣などにテストセンターを確保することも可能です。受験者の利便性を大きく高められるでしょう。
CBTの中には、試験問題の開発支援を行っているところもあります。具体的な内容はケースで異なりますが、試験の目的に合わせた問題の設計・開発、過去に行われた試験問題の分析などを利用できます。また、多肢選択問題・画像を使った問題・動画を使った問題・受験者に合わせた問題など、試験問題のバリエーションを増やせる点も魅力です。
試験当日の会場運営機能も提供しています。具体的には、受験者の受付と試験の案内、本人確認、持ち物の確認、試験官の配置、目視・カメラ監視による不正行為の防止、試験時間の管理、結果レポートの配付などが挙げられます。これらを外部スタッフが行ってくれるため、主催者は会場運営にかかる労力を大幅に削減できるでしょう。
CBTは採点業務も提供しています。択一問題の場合は、試験終了と同時に自動採点が可能です。合否発表までテストセンターで行うサービスもあります。このようなCBT運用代行会社を選べば、採点・合格発表にかかる負担を軽減できるでしょう。もちろん、採点や合否発表を後日に行うことも可能です。CBTを活用すると、合格者・不合格者に対するフォローを行いやすくなる点もポイントです。
CBTは、紹介した以外にもさまざまな機能を備えています。例えば、受験者からの問い合わせに対応する機能やマーケティング支援機能などを備えているサービスもあります。具体的な機能はサービスにより異なるため、詳細を確かめてから利用することが大切です。
以下の記事では、実績豊富なCBT運用代行会社を紹介するとともにサービスを選ぶ際のポイントを解説しています。利用を検討している方は参考にしてください。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。