このページでは試験を主催する方に向けてCBT(Computer Based Testing)とIBT(Internet Based Testing)について、基本知識、両者の違い、それぞれのメリットデメリットなどを解説しています。
また会場や試験当日の運営、合格発表など試験に関わる業務のフロー全体をサポートする「CBT運用代行会社」を多数紹介していますので会社選びの参考にしてください。
CBTではテストセンターと呼ばれる会場で試験を行います。試験を受ける方はテストセンターまで足を運び、センターに設置されているパソコンを使って受験します。試験時には試験監督が配備され、受験者のサポート・監視を行います。
運営会社にもよりますが、テストセンターは全国に多く設置されており、試験日も1年間を通じて好きな日時を選べるため、従来の試験に比べて受験生の利便性が向上します。
IBTはインターネットを利用した試験方法のことを指します。オンライン試験やWeb試験と呼ばれることも多く、インターネットが接続できる環境ならパソコンやスマートフォン、タブレットなどから時と場所を選ばず受験できることが特徴です。現在では英語の検定試験なども含めたさまざまな試験で採用されています。
CBTとIBTはコンピュータとインターネットを使用して試験を受けるという点では同じですが、上記のとおり受ける会場・受験に使用する端末機器・試験の際の状況などが大きく異なります。
CBTとIBTではより公正・公平な受験環境を担保できるかどうかが大きく違うといってもよいでしょう。
IBTでは受験者が受験するためのインターネット環境や端末を準備するため、通信環境や端末のスペックが試験に影響することがあります。すべての受験者の条件を同一にできないという点で公平性に課題があるといっていいでしょう。
また試験官による監視が無いため、カンニングや替え玉受験、情報漏えいといった不正への対処が難しいという点もあります。
これらの課題は会場に用意された端末で試験官のもと試験を行うCBT方式を選ぶことで解決できるでしょう。
IBTは受験者の端末でオンラインならどこでも試験を受けられることが特徴ですが、不正対策や公平性の観点で課題があります。CBTでの運営も検討してみてはいかがでしょうか。
CBTの運用には専門知識が必要で大変なことのように思えますが、システムの構築はCBT運用会社が行いますし、会場の用意・申し込み受付など試験にかかわる業務のワークフロー全体をデジタル化することで、主催者にかかる負担を小さくすることが可能です。
このサイトではCBT運用代行会社を選ぶ際にチェックした方がよいポイントについて、また実績のあるCBT運用代行会社も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。