
CBT試験は受験者の利便性を高め、資格試験・検定試験などの受験者数増加だけでなく、試験運営の管理業務効率化などが見込める試験方式です。
ここでは、申込み~会場運営、採点までCBT運用代行の豊富な実績と、受験者増加の可能性を持つおすすめの会社をご紹介。試験運営の成功を担うパートナーを見つけましょう。
Googleで「CBT 運用代行」で検索し、公式HPが表示されたCBT試験運用代行会社14社のうち、CBT試験運用代行の実績数が多く、第三者機関のセキュリティ基準を満たす企業の中から、受験者数の増加をサポートする2社を選定しました。
※調査実施日:2025年4⽉

佐渡島や宮古島など離島を含めた日本全国360カ所以上に会場を持つ企業です。
これまで会場の立地的な問題で来場できなかった受験者にも受験してもらえる環境が整います。
| 国内実績 | 会場数 | 340 | 
|---|---|---|
| 団体実績 | 300団体以上 | |
| 海外実績 | 会場数 | - | 
| 団体実績 | - | |
| 取引団体例 | 日本漢字能力検定 日商簿記 秘書検定 銀行業務検定試験 基本情報技術者試験 電気工事士 アマチュア無線技士  | 
    |

世界180カ国8,000会場を展開をしている米国発の企業で、世界各国の人に向けて試験配信が可能です。
海外へアプローチすることで、新たな受験者の増加を見込めます。
| 国内実績 | 会場数 | 160カ所 | 
|---|---|---|
| 団体実績 | 41団体 | |
| 海外実績 | 会場数 | 356カ所 180カ国  | 
    
| 団体実績 | 356団体 | |
| 取引団体例 | 米国認定損害保険士 米国公認管理会計士 EXIN認定試験 ASPPA ABP DSST FINRA SOA CIAなど  | 
    |
会場数が多く、受験者の増加が見込めるシー・ビー・ティ・ソリューションズ、プロメトリックについて、それぞれ特徴や事例を紹介します。

| 国内会場数 | 国内360カ所(47都道府県対応) | 
|---|---|
| 団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点  | 
| こんな団体に おすすめ  | 
国内での受験者数増加や認知度向上を図りたい、実績に基づいた質の高いサービスを求める団体・企業 | 
離島を含めた47都道府県・360カ所のCBTテストセンターを展開しており、受験者にとって都合の良い時間・場所で受験できる環境を整えています。
会場では試験に合格したプロの認定試験官による監視を徹底し、モニタ間にはパーティションを設置し、更に試験室に私物を持ち込ませない様に鍵付きロッカー等の対策で不正を防止。土日祝もサポートセンターが稼働しているため、万が一のトラブルにも迅速に対応します。
厳格な体制が求められる国家試験や日商簿記など代表的な検定まで、200団体以上のCBT試験運用を代行してきました(※2023年3月調査時点)。
これまでの実績から培ったノウハウやIT技術を活かし、試験団体の要望に対し的確に応える対応力や品質に定評があります。2021年8月時点で顧客の継続率は95%以上※。現状、試験主催者側の事業撤退以外の理由で解約になるケースはほぼ発生していません。
IT企業としての側面も持ち合わせています。CBT試験で使用するシステムを自社開発しているため、システム開発を外部へ委託しているCBT試験運用代行会社より費用を抑えてシステムの提供が可能。
CBT試験についての知識も豊富であるため、試験主催者側のシステムに関する要望に対し、迅速かつ柔軟に対応できます。システムには基本的な機能からAIやe-ラーニング、QRコード等の多彩な決済制度など、必要な機能がオールインワンで備わっています。
47都道府県に360ヶ所ものテストセンターがあるので、全国各地でCBT試験を行いたい、より多くの受験者を獲得したいと考える企業や団体におすすめです。これまで数多くの試験団体や国家試験を支えてきた実績から、安定した試験運営も期待できるでしょう。
(前略)まず、47都道府県に300カ所以上の提携テストセンターがあり、さまざまな地域に住んでいる方が受験しやすい点が、全国に受験者がいる秘書検定に合うと感じました。受験者が申込サイトから試験申込をする際の手順や操作が分かりやすいことも、CBTSの魅力です。(中略)受験者にとって利便性が高い試験サービスを展開されているのはもちろんですが、主催者側への配慮も行き届いているのが、CBTSの良さだと思います。(後略)
(前略)CBTSは、コールセンターやシステムサポートのスタッフが充実していて、試験申込時に、受験者が困っている事象が発生した場合には可能な限り解決する対応をしていただきました。試験終了後には、CBTSのスタッフと共に、更に改善ができることは何かを話し合い、次への試験運用に活かすことができています。幸い受験者数も着実に伸びています。(後略)

IPAの基本情報処理試験などの国家試験に対応できるほど管理を徹底しているシー・ビー・ティ・ソリューションズのテストセンターは、厳格な施設・運営基準と認定試験官制度による全員がプロの試験監督員による運営を行っています。会場にはロッカーを設置して私物を持ち込めないようにしたり、室外からガラス越しで試験の監視を行ったりと、様々なリスクや受験のを考えて隙のない環境を整えています。

シー・ビー・ティ・ソリューションズはパートやアルバイトではなく、コールセンターやプログラム開発・保守体制等全てを正社員が実施。1オフィスで密に連携を行い、土日祝日も営業しており、高品質なサービス提供を心がけています。また全社員必須で「情報セキュリティ技師」の資格も保有しており、セキュリティ管理などプロ意識を持って運営しています。
| 会社名 | 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ | 
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田練塀町3 AKSビル6階 | 
| 営業時間 | 全日9:30~17:30(土日祝日も含む) ※代表電話は平日のみ  | 
| 公式HP | https://cbt-s.com/ | 
| 電話番号 | 03-5209-0551 | 
| 対応エリア | 全国47都道府県 | 

| 会場数 | 世界各国に約8,000カ所(180カ国) ※2023年3月時点  | 
|---|---|
| 団体実績 | 世界 356団体 ※2023年3月時点  | 
| こんな団体に おすすめ  | 
世界へ試験を配信したい、国外での受験者数を増やしたい団体・企業 | 
世界15カ所以上にオフィスを構えており、試験のグローバル配信をサポートしている企業です。海外展開を考えている、または海外にいる日本人の受験を促したい試験主催者にとっては、心強いパートナーになるはずです。
なお、プロメトリックの公認試験会場は、世界180カ国に約8,000箇所存在しています。業界的に伸びを見せている国に対して試験を展開したい場合に、対応できる可能性が高いと言えるでしょう。
プロメトリックは、アメリカに本社を置く外資系のCBT運用代行会社。30年以上にわたってサービスを提供しており、2023年3月時点の世界におけるCBT団体実績は356団体となります。これまで、金融、保険、証券、情報通信、語学など、幅広い検定・試験団体をサポートしてきました。
試験会場の運営だけでなく試験問題の作成支援も行っているため、海外向けの試験問題作成について相談してみても良いかもしれません。
預かった試験問題や個人情報などデータの漏洩を防ぐために、メリーランド州ボルチモアにある本社のデータセンターにおいて情報を管理しています。世界中のCBT試験の運用を代行しているからこそ、各国のセキュリティ水準を満たした管理を徹底しています。
全ての受験者が世界のどこにいても公平に受験できるよう、スタッフには資格取得や専門的な訓練を実施。国によって試験会場の品質が劣る、受験者が損をするということを防いでいます。
プロメトリックは世界180カ国以上に試験会場を保有しているグローバル企業です。対象エリアの特徴を踏まえた試験作成や配信ソリューションを提供しているので、世界中に受験者を増やしたい、世界進出のノウハウが欲しい企業・団体におすすめです。
(前略)国外でPBTを実施している他の試験実施団体の話を聞くと、受験料徴収も税金の納付も自分達でしなければならないし、現地通貨から日本円への換金などもあり、大変そうだと思っていました。それならPBTでなくCBTにして、そういった業務も含めてプロメトリック社に一括で依頼した方が良さそうだと考えました。(中略)海外各国の税金対応もそうですし、問題があった場合の対応力はありがたいと感じています。また、これまでの実績で、国外の試験会場で厳格な試験運用と監視ができていることも強みの一つだと思います。 (後略)
(前略)試験主催者団体様の配信システムとプロメトリックの試験会場との円滑な連携により、CBT試験による受験機会の拡大が実現しました。プロメトリックの試験会場ネットワークは、年間約200万件の配信実績に裏付けられたスキルの高い試験監督員で運営されているため、幅広い受験者層や、試験主催団体が規定するルールに基づいた試験運営にも十分に対応することができました。(後略)

試験会場管理業務を担当するスタッフは、試験会場運営を熟知した業務経験5年以上の人材を中心に構成しています。経験のある試験監督員が運営するからこそ、オペレーションミスや障害の発生を抑え、大量の試験を安定的に提供できています。

プロメトリックのスタッフによるインタビューを確認すると、高品質な試験を提供するために最も大切にしていることとして、「常に受験者の立場になり対応すること」をあげています。「受験者1人1人が、人生をかけた大切な試験のために来場している」という事を念頭に置き、繁忙期は1日約2,000名の受験者に対応しているようです。
| 会社名 | プロメトリック株式会社 | 
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア5F | 
| 営業時間 | 記載なし | 
| 公式HP | https://www.prometric-jp.com/ | 
| 電話番号 | 代表番号は記載なし | 
| 対応エリア | 全国(詳細は記載なし) | 
CBT運用代行会社といっても、提供しているサービス内容や対応範囲はどこも同じではなく、業界の特性からも気を付けておかなければいけないポイントがあります。ポイントとなる「CBT業界あるある」を3つご紹介するので、理解した上で会社を選ぶようにしましょう。

試験会場といいつつ、実態はマンションの一室で試験を行うようなCBT試験運用代行会社が存在します。セキュリティ面の不安はもちろん、資格や検定、主催者のイメージダウンにもなりかねません。会場のレベルや品質をチェックするなら、厳格な体制が求められる国家試験の配信可否をひとつの基準としてCBT試験運用代行会社を選びましょう。
また、より多くの受験者に試験を受けてもらうためには、会場数はもちろん席数の確認も必須。配信団体が多ければ比例して受験者数も増えるため、必要な席数を用意できるか否かは「配信団体の実績」に注目しましょう。

試験のニーズによっては、製品のままではなくカスタマイズが必要な場合もあるでしょう。カスタマイズ開発を内部に持っている会社であれば低価格で柔軟な対応が可能です。逆に外部委託する会社の場合、多くの開発コストがかかります。また、導入後トラブル時に開発者達が不在のため対応が万全ではなく、追加カスタマイズに多くのコストが必要です。コストを抑えつつ自社に合った柔軟なシステムを希望するなら、カスタマイズの可否(開発体制)はチェックしておきましょう。

CBT試験運用代行会社によっては、試験・資格を販促するメディアを持っていることをご存じでしょうか。試験や検定の宣伝をしたいと考えたときに、自社で対応するにしても外注するにしても手間や費用がかかるはず。販促メディアを持っているCBT運用代行会社に相談すれば、試験運用に関する業務だけでなく、工数をかけずに受験者へのアプローチもできるのでおすすめです。

コロナの流行により感染対策ができる広い会場が必要になったことやデジタル化の推進もあり、CBT試験を導入し受験者の獲得に成功している団体がいくつかあります。
例えばCBT方式を採用する「ITパスポート試験」は、令和4年の応募者数が174万1697人で前年より約17%も応募者が増加。12年前の平成21年の応募者数が11万8701人なので、160万人近くも応募者が増えたことになります。
受験者増加の背景には、CBT試験の導入により利便性が向上し申し込みがしやすくなったこと、試験の開催頻度が増え再受験をしやすくなったことがあります。この結果からCBT試験は受験者にとってメリットが多く、受験のハードルを下げる試験方法であることは明らかといえるのではないでしょうか。
※情報参照元:ITパスポート試験HP(https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/result.html)
これまでマークシートによる試験が主流でしたが、CBT試験に変わることで様々なメリットが発生します。例えば、CBT試験運用代行会社が全国に会場を持っているようであれば、試験主催者は全国の受験者に試験を受けてもらうことができますし、運用代行会社に依頼することで、CBT試験の申し込みから当日運営まで全ての工程を任せて本業に集中できます。
デメリットとして「PC操作が苦手な受験者には向いていない」などまとめていますが、会場スタッフの教育が行き届いているCBT運用代行会社であればイレギュラーにも問題なく対応できるでしょう。
CBT方式を取り入れている、代表的な検定や資格について紹介します。

学生を中心に受検者が多く、学校や学習塾でも取得が推奨されている漢検。元々は個人受検と団体受検しか方法がありませんでしたが、現在は2級から7級に限定してCBT方式での受検が可能です。

会社の経営や財務状態を数字化し、正確な情報公開と良好な経営管理をおこなうためのスキルが身につく検定です。昔から人気の高いメジャーな資格の一つで、4階級のうち2級と3級でCBT方式が導入されています。

ビジネス現場で活かせる一般常識が身につく、秘書を目指しておらずとも取っておきたい検定です。2級と3級ではCBT方式を採用しており、自分の学習ペースで受験スケジュールを組めます。

基本技術者試験は、ITに関する基本知識と技能を問う資格試験です。2020年からCBT方式の導入が始まり、2023年4月からは通年で受験が可能となりました。
CBT試験に移行することで、受験者の利便性向上や主催者側の運用負担軽減に繋がることはもちろん、印刷や資材配送など紙の試験に必要だった費用が不要になるので、大幅なコストカットが実現できます。
メリットが多いCBT試験ですが、運用代行会社選びは慎重にならなければいけません。信頼できるCBT試験運用代行会社を選びたいなら、団体数や団体事例など実績に注目してパートナーを探してみましょう。