金融業界で働く行職員にはメジャーな検定試験ですが、一般の方にはあまり知られていないマイナーな資格でもあります。コロナ禍をきっかけに、CBT方式が少しずつ導入されてきています。ただ、種目が多岐にわたるため、まだペーパーテストのみの試験もあります。ここでは、銀行業務検定についてまとめています。
また、このサイトは試験主催者向けに、CBT試験の申込から会場運営までを行う「CBT運用代行会社」を紹介しています。
銀行業務検定協会が主催している検定で、銀行・保険・証券等金融機関に勤める行職員を対象としています。種目は融資管理や法務、財務、税務、年金アドバイザー、証券、信託実務、金融リスクマネジメントなど多種多様。試験では、業務を行うのに必要な実務知識や技能がどれだけ備わっているのかを測定します。
銀行業務検定では、年3回実施している全国一斉公開試験によるペーパーテストと、CBT方式での試験を実施しています。CBT方式は2020年から導入され、少しずつ対応種目を増やしています。
ペーパーテストの試験時間は、一部を除いてCBT方式よりも長く設定されている種目もあります。全国一斉公開試験は3月・6月・10月の年3回の実施。受けられる科目と日時が指定されていますが、午前と午後に分かれて行われるのでW受験も可能です。
コロナの影響から、2020年より一部の種目にCBT方式が導入されています。最初は法務・財務・税務・年金アドバイザー・相続アドバイザーの所定の級だけでしたが、少しずつ対応種目が増えてきています。ただ、どの種目も年間を通していつでも実施されているわけではなく、試験期間は異なります。
悪天候が予想される日や、自然災害などによる影響がある場合、試験日直前でも日時や会場の変更、キャンセルなどができます。ネットがつながる場所であればどこでも実施できるので、会場手配がしやすく別日に設定するのも難しくありません。混乱を避けたスムーズな運営が可能になります。
試験問題は受験開始直前にダウンロードされるので、紙のように保管時の紛失リスクがありません。また、問題や解答は暗号化して送受信されるので、試験問題などが漏洩する心配もなし。受験生ごとに問題が変わるので、カンニングなどの不正行為も減らせます。
たくさんの種目がある銀行業務検定。コロナの影響からも、少しずつCBT方式による試験が導入されています。まだCBT方式が採用されていない種目においても、順次適用されていくことが予想されます。
主催者側がCBT導入にあたり運用代行会社へ業務を依頼する場合、全国にどれだけ会場があるかや運営のノウハウがあるかなど「実績」に目を向けることが重要です。トップページでは、該当するCBT業者を紹介しています。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。