RFP(Request for Proposal:提案依頼書)とは、システム導入やサービス選定の際に、ベンダーへ要件を伝えて提案を依頼するための文書です。SaaS導入やシステム開発など幅広い場面で活用されています。
CBT導入でも、複数のベンダーから同じ条件で提案を受け、公平に比較・選定するためにRFPの作成が欠かせません。紙の試験からCBTへ移行する際は、同時アクセス数やセキュリティ対策など、CBT特有の技術的要件が多く発生します。口頭だけの依頼では認識のズレが生じやすく、導入後のトラブルにつながるおそれがあるため、要件を文書化しておくことが不可欠です。
一般的なRFPは、大きく次の3つのパートで構成されます。
CBTの場合、「提案要件」のなかでCBT固有の技術要件を具体的に記載する点がポイントです。記載が曖昧だと、ベンダーごとに提案内容の粒度が異なり、比較が難しくなるケースも少なくありません。要件はできるだけ具体的かつ簡潔にまとめることが大切です。
CBT導入のRFPには、一般的なシステム開発のRFPにはないCBT固有の項目を盛り込む必要があります。
CBTで重視すべき技術要件の一つが、同時アクセス数(ピーク時の同時受験者数)です。資格試験では数千人規模の同時受験が想定される場合もあり、サーバーの処理能力やスケーラビリティをRFPに明記しておく必要があります。
通信トラブル時の対策(再接続や試験時間の補填など)もRFPに含めるべき項目です。オフライン環境でも試験を継続できるサービスも存在するため、自団体の運用に合った条件を整理しておくことが重要です。導入形態(ASP型やオンプレミス型)の希望や対応デバイス(PCやタブレットなど)の指定もあわせて記載しておきましょう。
CBTでは、試験問題の漏洩防止やカンニング対策、なりすまし防止への対応が求められます。RFPには、求める不正防止策のレベルを具体的に明記してください。
ランダム出題や選択肢シャッフル、ロックダウンブラウザ(他アプリの起動制限)などが対策の一例です。Webカメラ監視(AI型・有人型)や本人確認機能(顔認証・身分証照合など)も選択肢となります。受験者の個人情報や映像データの保護(暗号化方式・保存先・保存期間)についてもRFPへの記載が欠かせません。
出題形式の柔軟性(選択式・記述式・動画や音声問題など)や、採点の自動化対応もRFPに記載しておきたい項目です。既存システム(LMSなど)とのデータ連携の可否や受験者管理機能、障害発生時の復旧手順・再受験ポリシーなども明記しておくとよいでしょう。
また、会場受験を想定する場合は全国のテストセンターの網羅性や、受験者向けサポートデスクの有無も加えておくのが賢明です。
CBT導入は、一般的に以下の5つのステップで進めます。
段階を踏んで進めることが、CBT導入を成功に導く鍵となります。焦らず一つひとつのステップを着実にこなすことで、導入後の運用もスムーズに進められます。
CBT導入を円滑に進めるには、一般的なRFPの項目に加え、同時アクセス数やセキュリティ・不正防止などCBT固有の要件を漏れなく盛り込む必要があります。まずは自団体の要件をしっかりと整理し、適切なパートナー選びを進めましょう。
当サイトでは、取引団体数や取引団体例など実績あるCBT運用代行会社を紹介しています。導入検討の際はぜひご覧ください。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。

| 国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
|---|---|
| 国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
| システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
| 取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
| こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |

| 国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
|---|---|
| 国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
| システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
| 取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
| こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。