CBTの実施に欠かせない作業として問題作成があげられます。ここでは、実施前に必要な準備と問題作成のポイントを解説しています。
一般的に、CBTの実施は運用代行会社へ委託します。したがって、最初に事業者のリサーチと問い合わせを行わなければなりません。ポイントは、リサーチ前に直面している課題を明確にしておくことです。課題が明らかだと、ニーズに合致している事業者を見つけやすくなります。
続いて、CBT運用代行会社と打ち合わせを行います。このときに、課題をクリアする提案と見積もりが提出されるでしょう。打ち合わせを重ねて、試験の仕様(試験時間・問題数・出題形式)などが決まったら契約を締結します。
試験の仕様に従い原則として主催者側が問題を作成します。問題が完成したら、所定のフォーマットで入稿します。紙の問題よりも問題数が多くなりやすい点には注意が必要です。
続いて、試験実施に向けた準備に取りかかります。具体的には、公式サイトの開設、受験者の受付、問い合わせ窓口の設置などが考えられます。CBT実施前に必要な準備はここまでです。この後は、試験を実施して結果を発表します。
CBTでは、作成した問題をシステムへ登録します。登録を終えると息をつきたくなりますが、これですべての作業が終わるわけではありません。受験者の能力を正確に評価するため、問題の見直しを行う必要があります。
具体的な方法はケースで異なりますが、主催者側とCBT運用代行会社側で見直しを行うことが考えられます。誤解を招く恐れがある問題やわかりにくさを感じる問題などは修正の対象です。見直しを繰り返して問題の精度を高めます。
テストワイズネスは、テストで高得点を取るため出題形式などを最大限に活用する賢さ(能力)です。例えば、消去法で選択問題に解答するなどが考えられます。出題者の意図を踏まえていないため、本当の能力を評価できない恐れがあります。
受験者の能力を正確に評価したい場合は、テストワイズネス対策も必要です。例として、十分に読み込まないと解答できない問題を作成するなどがあげられるでしょう。試験の仕様を考える段階から対策を講じておくことが大切です。
CBTは基本的に「問い合わせ・打ち合わせ・問題作成と入稿・試験に向けた準備」の順で進みます。問題の作成は原則として主催者側が行います。ポイントは、試験の仕様に従い問題を作成するとともに入稿後に見直しを徹底することです。これにより、問題の精度を高めやすくなります。
CBTの導入には、CBT運用代行会社のサポートが欠かせません。実績のある事業者をお探しの方は、以下の記事を参考にしてください。
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国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
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