CBTによる試験も、ペーパーテストと同じように会場に人を集めることになるため、災害が発生した際には試験が中止になる可能性もあります。CBTとペーパーテストの場合では、災害時の対応にどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
ペーパーテストで災害発生により試験が中止になった際には、該当の試験会場だけを中止して振替試験を行うか、あらかじめ予備日を決めておいて全試験地の試験を中止するという2つのパターンが予想されます。
どちらにしても、テスト用紙や受験票等の資材、会場の手配など大きなコストがかかるだけでなく、事前に用意が必要なこともあるため、振替試験が実施できていない試験もあります。
振替試験が実施できない場合には、受験者に返金して終了することになります。その場合、主催者側には利益が得られないだけでなく、中止になった試験にかかるコストや返金対応のコストなどがかかるため、大きな損失を被ることになります。
一部の地域で災害が発生したときには、該当の試験会場のみ中止にして、別日に振替試験を行う場合があります。そのために、予備の問題を作成しておく必要がありますが、ほかの地域には影響がなく受験者のリスクを最小限に抑えることができます。
しかし、毎回予備の問題を作成することが困難であるとか、問題が異なる不平等などの問題もあります。
広い範囲で災害が発生して試験が中止になったときには、カンニングや情報漏洩などを防ぐために、全試験地の試験を中止することもあります。その場合、あらかじめ決めておいた予備日に振替試験を実施することになりますが、全試験会場の予備日を設定したり、会場を抑えたりすることは難しく、費用も大きくなることが考えられます。
災害によって試験が中止になった場合、CBTではペーパーテストと違いテスト用紙などの資材を改めて用意する必要がないため、振替試験によるコストを抑えられます。また、CBTの試験会場であるテストセンターは、全試験共通の環境となっており、ペーパーテストのように決まった日時で決まった会場を確保しておく必要もありません。
CBTでの試験では、受験日が複数日設定されていることが多く、受験者が自由に日時や会場の変更・キャンセルできます。受験日直前でも変更できるため、台風や大雪の予報などがある場合、事前に日時を変更して災害による試験の中止を回避することも可能です。
そのため、試験が中止になったとしても、実際に受験した人数を少なく抑えられるため、振替試験によるコストを大幅にカットできます。
CBT方式の試験では、テスト用紙や受験票などの資材、決められた日時に会場を確保する必要がないため、災害によって試験が中止になった際も、ペーパーテストと比べてコストをかけずに振替試験が可能です。
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