CBTでは、問題に動画や音声を組み込むことができ、多様な形式での出題が可能です。ここでは、CBTで動画や音声を活用するメリットと、注意しておきたいポイントを解説します。
テキストのみの出題と比較すると、動画や音声を取り入れることにより幅広い出題表現が可能となります。
問題の作り方次第で、画面上で操作を求める問題も作成できます。従来、テキストのみでは表現が難しく問題化できなかった内容も出題可能になります。
音声を活用することで、語学検定などのリスニング関連の問題を容易に出題できます。従来の筆記試験でもリスニング問題は出題されていましたが、受験者全員に一斉に出題される形式が一般的でした。
一方、CBT試験では、受験者それぞれがパソコンを操作し、自分のタイミングでリスニング問題に取り組むことができます。
動画や音声を取り入れることにより、テキストだけでは能力を判断するのが難しい問題も出題しやすくなるでしょう。そのため、受験者の能力をこれまで以上に詳しく評価できるようになるのがメリットです。
CBTはパソコンを使った出題となり、紙の問題用紙は配られません。そのため、問題用紙への書き込みができない特徴を持っています。
動画や音声を使用することでテキストと比較して複雑な問題を出すこともできますが、メモを取らなければ解答が難しい問題を出題しないように注意が必要です。
またはメモが取れるようにメモ用紙と筆記用具の使用を許可するなどの工夫が求められます。
音声問題を出題する場合は、受験者それぞれが利用可能なヘッドホンを用意することになります。複数の会場で行う場合は、すべての会場で準備が必要です。
また、会場ごとに品質による聞き取りにくさなどを感じさせないように用意するヘッドホンは同規格のものでなければなりません。用意するにあたり費用がかかる点に注意が必要です。
単純にパソコン上で問題に答えていくだけの問題ではなく、動画を再生できるようにする場合は、通信量についても考えておかなければなりません。音声の問題と比較しても映像問題は通信量が多いため、会場ごとにインターネット環境やパソコン環境に差があると特定の会場でのみ映像問題が再生できないなどの問題が起こる可能性があります。
場合によっては画質を下げるなどして通信量を抑える工夫が必要です。
CBTに動画や音声は利用可能ではあるものの、注意しなければならないこともあるため、慎重に検討が必要です。確かに動画や音声での問題はわかりやすいメリットがありますが、多用すると通信量が大きくなり、うまく再生できなくなるなどのトラブルも考えられます。
どういった形で動画や音声の問題を取り入れていくか考えなければなりません。
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