パソコンを使用して行うCBT試験では、パソコンを使用するからこそ行える不正があります。本記事では、不正の中でも近年利用者が増えているChatGPTによる不正事例や対策をご紹介します。
ChatGPTはたびたびニュースなどでもその機能性が取り上げられており、注目されているAIチャットサービスです。なんといっても基本的な機能であれば無料で利用できるため、有料のAIチャットツールと比較して利用しやすいのも特徴といえるでしょう。
会話や翻訳、各種問題の解答、プログラミングコードの生成など、実にさまざまなことが行えます。
米OpenAI社によって開発されたシステムであり、まるで人間と対話しているようなレベルの自然な文章を生成可能です。学んでいることの理解を深めるためなどの目的で使用されることもありますが、その精度の高さからカンニングなどの形で不正利用されてしまうリスクもあります。
CBT試験を実施していくうえでは、ChatGPTを用いた不正への対策が、今後必須になっていくでしょう。
複雑な計算問題であっても、ChatGPTを活用すれば瞬時に答えを得られます。難易度の高い問題については100%正しい答えが得られるとは限りません。ですが、仮に一部分間違っていたとしてもヒントとして使うことはできるでしょう。
参照元: EE-LMSマガジン
(https://wisdombase.share-wis.com/blog/entry/chatgpt-onlinetest-cheating)
ChatGPTを用いた英文の翻訳のカンニング事例があります。
瞬時に翻訳が可能であるため、不正を働く人からすれば非常に時間効率よく答えを知ることが可能です。
翻訳したうえで問題に答える場合でも、英文と問題文の両方を入れることで翻訳結果からChatGPTが自動で答えを導き出してくれます。
参照元:スマート入試
(https://smarte.jp/media/basic/a18)
試験を受けているパソコンで試験画面のタブから他のタブに移動した場合、ChatGPTを活用している可能性があります。そのため、タブ移動を全て禁止としておくのも一つの方法です。
Webブラウザ上のタブ移動を検知できるシステムを取り入れておけば、受験者の不正を見抜くのに役立つでしょう。
不正を働く人の中には、試験を受けているパソコンではなく、手元にあるスマホなどを使ってChatGPTを利用する人もいます。
不正監視システムの中にはパソコンに搭載されたカメラで受験者の顔を監視できるものもありますが、パソコン画面上にスマホを置いて操作された場合は、ただパソコン画面を見ているようにしか見えません。
手元での不正を防ぐために、第二のカメラを用いる方法があります。パソコンカメラの死角となる部分を映す別のカメラを導入し、手元での不正行為を防止する方法です。
ChatGPTは不正を働こうとする人からすると非常に便利なものであるため、活用しようと試みる人が増えることが予想されます。ChatGPTによる不正を対策する方法はいくつか考えられるので、適した方法を導入していきましょう。
以下では他にもCBTについておさえておきたいポイントを紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
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国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
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国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
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