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CBTの歴史

CBTは、多くの企業・学校などが導入を検討している試験方式です。ただし、登場後すぐに普及したわけではありません。普及にあたりさまざまな課題を抱えていたからです。ここでは、CBTの歴史とCBTの将来を解説しています。

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CBTの歴史

パソコンの普及とCBT

近年になりCBT(Computer Based Testing)が注目を集めています。CBTは試験の全工程をコンピューター上で行う試験方式です。CBTはどのように普及したのでしょうか。

CBTが登場したのは約30年前と考えられています(2023年時点)。ただし、登場後、間もなく普及したわけではありません。CBTに欠かせないパソコンが普及していなかったためです。状況を変えるきっかけになったのが、1995年に発売されたWindows95です。とはいえ、インターネット環境が整っていなかったため、CBTの急速な普及にはつながりませんでした。

高速インターネット回線の普及とCBT

2000年代に入ると、状況は少しずつ変わっていきます。高速インターネット回線が普及しだしたからです。大きなデータでも手軽にやり取りできるようになったことでCBTが現実的な選択肢になりました。スマートフォンやタブレット端末の登場もCBTの普及を後押しします。

新型コロナウイルス感染症の流行とCBT

以上の流れをさらに加速させたのが、新型コロナウイルス感染症の流行です。いわゆる3密を避ける試験方式としてCBTが注目を集めました。特に、任意の場所で試験を受けられる自宅型(IBT=広義のCBT)は、感染リスクを抑えられる試験方式と考えられました。以上の流れでCBTは大きく普及します。現在は、多くの企業・学校などがCBTを採用しています。

CBTの将来

全国学力・学習状況調査にCBTを導入

CBTは、試験方式のひとつとして今後も普及していくと予想されています。文部科学省がGIGAスクール構想を推進するため、全国学力・学習状況調査にCBTを導入する方針を固めているからです。GIGAスクール構想は、これまでの教育実践と最先端のICTを組み合わせて教師・児童の力を最大限引き出そうとする構想です。現在のところ、令和6年度から全国学力・学習状況調査にCBTを順次導入予定となっています。

学習トレンドにマッチ

また、CBTのメリットも普及を後押しすると考えられています。CBTは、受験者にあわせて出題内容や解答方式の変更が可能です。1人ひとりにあわせた内容にできるため、受験者の個性に合わせたテストを行えます。また、ログを活用して、受験者が躓いている箇所を把握したり指導を見直したりすることもできます。つまり、試験内容だけでなく教育内容も一人ひとりに合わせられる可能性があるのです。学習の個別化は教育のトレンドです。この面から考えても、CBTの普及は続くといえるでしょう。

まとめ

CBTは30年程度前に登場した試験方式です。当時はパソコンが普及していなかったため大きな広がりを見せませんでした。2000年以降、高速インターネット回線とスマートフォン、タブレット端末が普及したことで現実的な選択肢になります。この流れを加速したのが、新型コロナウイルス感染症の流行です。普及に時間はかかりましたが、現在は注目の試験方式となっています。今後も広がりを見せると予想されています。

以下の記事では、CBTの基礎から運用代行会社の選び方まで解説しています。CBTの導入を検討している方は参考にしてください。

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実績を持つCBT運⽤代⾏会社2選

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