このページでは試験を主催する方に向けて、CBTシステムの導入を行った企業の事例をまとめています。また、このサイトは試験主催者向けに、CBT試験の申込~会場運営までを行うCBT運用代行会社を目的に合わせて紹介もしていますのでぜひ参考にしてください。
家電製品試験は、それまで年2回、全国主要都市20数会場で行われる試験でした。受験者の数は1回あたり約1万3000名。
2020年4月下旬より従来の紙試験の運営をITで効率化するというプロジェクトを開始。2020年9月の2週間、約280会場※の中から各受験者が希望する場所・期間内の日時で受験できるようにする、という目標に向けて試験の当日運営を任せていた会社とともに準備をはじめました。
準備期間は4ヶ月という短期決戦となりましたが、CBT化後には以前より効率的かつ精緻な試験運営が可能となり、受験者の負担減はもちろん、企業の人事制度としてこの試験が導入される事例が増加し、結果として受験者増にもつながりました。
※参照元:シー・ビー・ティ・ソリューションズ公式HP(https://cbt-s.com/casestudy/detail/2347.html)
CBTを導入する際には、基幹となるCBTシステムの開発のほか、過去に使っている受験者の申込システムとの接続、試験問題(内容・問題数)の仕様調整、受験者、主要な法人顧客への事前説明など、多方面にわたりやるべきことが多くあります。
CBT運用の実績が豊富な会社なら、受験者の利便性や身体的・精神的負担を考えたシステム構築のノウハウも持っておりスムーズな移行が期待できます。
統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験である【統計検定】では、受験者数の増加にともなう、試験問題の印刷代・輸送コストをはじめとした運営コストの増加が課題でした。外部委託も含め検討するなかで、CBT方式の提案があり、実現に向けて検討に入りました。
実際CBT試験を実施するようになり、低コストで運用することができ、さらに評価のクオリティ面も高く、試験当日の障がいのある方の受け入れや、イレギュラーへの対処もしっかり整っていることを運用会社に感謝しているとまとめられています。現在限られた級のみをCBT試験で行っているが今後はCBTで受けられる試験を増やしていきたいとのことです。
※参照元:オデッセイコミュニケーションズ公式HP(https://cbt.odyssey-com.co.jp/case/toukei-kentei.html)
紙の試験では、受験者が増えるにしたがい試験会場・当日運営スタッフの確保は難しくなり、問題用紙・解答用紙などの資材印刷・輸送などの負担も大きくなってきます。CBT試験では受験者数が増えても、運営の負担は変わりません。かかる経済的コストも多くの場合、1名分のCBT配信料×受験者数となっており、収支の見通しも立てやすくなります。
当該試験は年間試験数が80万件を超える大規模試験。会場手配や当日の運営だけでなく、申し込み手続きや試験案内、合否通知等をまとめる業務負荷が課題となっていました。
CBT移行が検討されましたが制度変更にともなう業務の停滞が許されない状況であったため、まずは試験は紙ベースのまま、運営業務の負荷軽減を目的としたシステムをCBT運用会社が導入することになりました。CBT運用会社はPBTの運営業務を通じて当該試験の理解を深めることができ、CBT移行のための課題の分析や改善提案が可能となり、試験も含めたCBTの導入を決定、実現しました。
PBT用システムの導入から4年をかけCBT移行計画は完了。丁寧に準備を重ねた結果、試験制度の円滑な移行が叶い、多い年には受験者数120万件にもなる大規模試験でありながら会員企業や受験者のニーズを満たし、安定した配信、安定した収益確保を実現しているケースです。
※参照元:プロメトリック公式HP(https://www.prometric-jp.com/organizer/casestudy/cbt_1/)
紙ベースの試験にCBTを導入する場合、その試験に対し運営代行会社が理解を深めることが大切です。試験をよく理解することで、問題の仕様変更、難易度調整など移行のための課題を分析することができ、質の高いCBTシステム構築につながります。
また大人数が受験する大規模試験では通信障害などトラブルの確率をとことん減らすことがより大切になります。安定性の高いCBT試験を実現するため、実績のある運用代行会社に依頼すると安心です。
ITコーディネータ試験のCBT導入は2010年。当時はCBT配信会社と言えば、外資系の会社が主だったので、自然な流れで外資系の運用会社のCBT導入を決定しましたが、導入後、幾つかの不満があり、2012年に委託先を変更することに。
新しく委託をした運用会社ではコールセンターやシステムサポートのスタッフが充実していており、試験申込時に、受験者が困っている事象が発生した場合にも可能な限り解決する対応をしていたこと。
また資格保有者拡大の施策の相談などに具体例を持って乗ってくれることで心強いとの記述があります。CBTのインフラとシステムの提供だけではない、プロモーションの分野でも良きパートナーとして今後も期待しているとのことです。
※参照元:シー・ビー・ティ・ソリューションズ公式HP(https://cbt-s.com/casestudy/detail/345.html)
CBT運用会社は多様な種類の試験運営に携わっているので、試験に関する知識が豊富です。そのため、紙の試験からCBTに移行するためのシステムまわりの話だけではない、試験問題作成や、受験者増大のためのプロモーションについてなどの相談もできる会社もあります。
CBT運用代行会社を選ぶ際には、全国にどれだけ試験会場(テストセンター)を持っているか、どんな種類の検定・試験を行った実績があるのか、運営のノウハウを持っているかをチェックしましょう。このサイトでは、確かな実績を持つCBT運用代行会社を目的に合わせて紹介しています。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。