CBTシステムの導入には、初期費用をはじめとするさまざまな費用がかかります。本記事では、CBT導入費用の内訳と費用面のメリットについて解説します。
初期費用は、導入時に試験内容に合わせたDBTシステムの設定や管理者に対する教育などのために必要な費用です。提供するベンダーやシステム管理者の人数などによって変わってきますが、一般的に50万~100万円程度の初期費用がかかります。
保守費用は、CBTシステムのメンテナンスに必要な費用です。ベンダーのプランに応じて、定期的にメンテナンス費用(一般的に30万円程度~)を支払います。
CBTシステムに試験問題を登録するために必要な費用です。試験ごとに費用が発生し、ベンダーのプランに応じて一般的に試験1種類につき5万~20万円程度がかかります。
配信費用は、テストを受ける受験者数に応じて請求される費用です。1配信ごとの単価が決まっていて、試験ごとに「配信単価×受験者数」の金額を支払います。配信単価はベンダーによって異なりますが、一般的には1配信3,000円程度です。
決済手数料は、受験者が支払う受験料の決済をベンダーに委託する際にかかる手数料です。ベンダーのプランや決済方法などによって、手数料の金額は異なります。
紙を用いた試験の場合には、問題用紙・解答用紙を印刷する費用や会場を押さえる費用などの算出に手間がかかります。CBTシステムを導入すれば、印刷代や会場代が不要で、受験者数を明確にした上で必要な費用を算出できるため、予算を組み立てられます。透明性の高い見積もりを出せる点は、予算を管理する上でのメリットです。
試験の監督や問題・解答用紙の集配、会場設営などの人員が必要ないため、人件費の大きな削減につながります。CBTシステムの導入費用はかかりますが、人員不足に悩まされる心配がありません。試験前の準備や試験中の監視などの作業が少なくなり、運営を効率化できる点もメリットのひとつです。
試験会場が遠方の場合には、会場に足を運ぶことが難しいために受験できない人が出てきます。CBTシステムを導入すれば、会場での受験はもちろん、自宅での試験も開催できるため、受験者数の増加を期待できます。受験者数の増加に伴い、収益アップにつながる点もメリットです。
CBTシステムの導入にはまとまった費用が必要ですが、試験運営費用の削減や業務効率化などのメリットを得られます。より多くの人が受験できる試験を効率的に実施したい主催者は、ぜひCBTの導入を検討してはいかがでしょうか。
以下のページでは、CBTシステムを提供しているベンダーをご紹介しています。それぞれのサービスの特徴について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。