CBTでは多肢選択式問題と呼ばれる形式で出題されることがあります。多肢選択式問題とは何か、どのようなポイントを押さえて問題を作成するべきかについて解説します。
多肢選択式問題とは、主に統一テストや認定試験などで広く用いられている出題形式です。複数ある選択肢の中から正解と思われるものを選びます。
単一解答と呼ばれる正解を一つだけ選ぶ形式のほか、複数の正解を選ぶ形式があり、複数解答では正解の数が明示されないのが一般的です。
客観的かつ効率的な形で受験者の知識量を測定するのに適した方法として活用されています。マークシート方式も多肢選択式問題の一つです。
CBTで多肢選択式問題を出題する際には、その品質が十分であるかの評価が必要です。品質評価の具体的な方法には、リバースエンジニアリングや試験結果の分析があげられます。
例えば、一つひとつの問題が受験者の能力や適性を正しく評価できる内容であるかについては、事前に徹底した検証が求められます。
もし、そのテストで測定しようとしている能力や適性が正しく評価できない問題であった場合、試験本来の目的を果たせなくなってしまいます。
試験問題を作成する際に、過去問と似た問題を避けすぎるあまり、本質から逸脱した問題を作成してしまうことがあります。
試験において必須の知識や技術がある場合、過去に似た問題が出題されていることもあるでしょう。
しかし、そうした部分を重視するあまり、似た問題を避けすぎると、本質から逸脱した内容になってしまう恐れがあります。
重要なのは、過去問と重複しないことではなく、その試験において必要不可欠な内容を出題することです。
多肢選択式問題は、複数の選択肢から正解を選んだり、正解を複数用意したりできるため、幅広い難易度の問題を作成できます。そのため、テスト全体で問題ごとの難易度にばらつきが出ないよう注意が必要です。
難易度の統一に関する基準として、正答率や出題意図の一貫性があるとよいでしょう。
複数の選択肢を作るのが難しい問題を多肢選択式問題として作成すると、このようなミスにつながりやすいため注意が必要です。問題を作成する際、明らかに誤りとわかる選択肢を入れると、そこから答えを導き出されてしまう可能性があります。
例えば、選択肢が3つあり、そのうち2つが明らかに誤りと判断できる場合、正解は残りの1つしか考えられません。そのため、問題を作成する際には似た用語を用いた選択肢を入れるといった、間違えやすい解答を選択肢に組み込むよう工夫しましょう
多肢選択式問題は、記述式問題とは異なり、短時間で効率的に解答を進められる点が特徴です。また、二択形式と比べて選択肢を増やすことで、当てずっぽうの解答を防ぐ効果が期待できます。
CBTで多肢選択式問題を出題する際には、作成時の注意点を確認し、適切に準備を進めましょう。
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