会社の経営管理や財務状態を的確に判断する簿記は、様々な企業、職種で必要不可欠なビジネススキルになります。経営だけでなく営業や管理部門でも重宝されているので、スキルアップにも適しています。
ここでは、CBT方式で受験できる日商簿記検定についてまとめています。また、このサイトは試験主催者向けに、CBT試験の申込から会場運営までを行う「CBT運用代行会社」を紹介しています。
簿記とは会社の経営成績や財務状態を数字で管理する、正確な情報公開と適正な経営管理を行う上では不可欠なスキルになります。経理や財務担当者には必須の資格で、1級・2級・3級・初級の4階級。日商簿記は日本商工会議所と各地の商工会議所が実施しています。
日商簿記検定の受験方法には、ペーパーテストとCBT方式があります。ただ、CBT方式は2級と3級のみに導入されており、2020年から始まりました。
ペーパーテストによる試験は年3回実施。各地域の商工会議所により手段は異なりますが、応募書類を持参もしくは郵送やインターネット、コンビニの端末などの応募方法が用意されています。試験当日はCBT方式と異なり受験票を持っていく必要があります。また、合否に関しては1か月ほどかかります。
CBT方式は2級と3級のみに適用されています。全国76都市にあるテストセンターで随時試験を実施。試験終了直後に合否がわかり、合格の場合はその場で成績と合否が記載された書類を受け取ることができます。ただ、事務手数料が発生することと、受験停止期間が設定されているのには注意が必要です。
CBT方式では準備に手間がかからず、試験も結果もコンピューターによる正確な管理が可能になります。そのため、より多くの試験日を設定することができます。忙しくて指定された試験日に合わせるのが難しい受験者にとって都合がよく、受験者数の増加につなげられます。
CBT方式ではすべてコンピューターで対応できるので、試験結果も正確に素早くまとめることができます。採点ミスなどのヒューマンエラーの心配はなく、選択式の問題では試験終了直後に判定可能。結果が早くわかることで次のステップに進めることができます。
簿記は持っていると仕事に有利な資格であり、働きながらの取得を目指している人も少なくありません。2級と3級の日商簿記検定で導入されているCBT方式は、いつでも受験可能で合否もすぐにわかることからも、受験者にメリットが高い試験方法となっています。
主催者側がCBT導入にあたり運用代行会社へ業務を依頼する場合、全国にどれだけ会場があるかや運営のノウハウがあるかなど「実績」に目を向けることが重要です。トップページでは、該当するCBT業者を紹介しています。
CBT運用代行会社のうち、2023年2月時点で団体数や取引団体例など実績を確認できた2社を選定しました。国内の受験会場数にもご注目ください。
国内会場数 | 国内360カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 200団体以上 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
〇 内部開発対応 |
取引団体例 | 日本漢字能力検定・日商簿記・秘書検定・銀行業務検定試験・基本情報技術者試験・電気工事士・アマチュア無線技士など |
こんな団体に おすすめ |
全国各地の多くの都市でCBT試験を行いたい、実績ある質の高いサービスを求める団体・企業 |
国内会場数 | 国内約160カ所 47都道府県対応 ※2023年2⽉時点 |
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国内団体実績 | 約30団体 ※2023年2⽉時点 |
システムの カスタマイズ性 |
- 記載なし |
取引団体例 | 米国認定損害保険士・米国公認管理会計士・EXIN認定試験・ASPPA・ABP・DSST・FINRA・SOA / CIAなど |
こんな団体に おすすめ |
世界へ試験を配信したい、世界進出のノウハウが欲しい団体・企業 |
※選定基準
2023.2.1時点、「CBT 運用代行(計8P)」「CBT試験(計14P)」でGoogle検索し、公式HPが上位表示したCBT運用代行会社8社のうち、国内における団体数・会場数が最多のCBTS、世界における配信数・会場数が最多のプロメトリックを選定。