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全国学力テストにおけるCBTの活用

全国学力テストで将来的にCBTが活用されることが決まりました。ここでは、文部科学省による発表や、全国学力テストでCBTを活用するメリットについて解説します。

全国学力テストはCBTへ全面移行される

文部科学省が発表した内容によると、中学3年生と小学6年生を対象に行っている全国学力調査で、2027年度よりCBT方式に全面移行する方針が固まりました。
全国学力調査は2007年度からほぼ毎年行われてきた調査です。これまでは通常通り紙で出題されていましたが、問題や解答用紙の印刷のほか、配送の経費削減、さらには環境への配慮などを目的としてCBTに移行する予定です。

2027年度の移行を前にして25年度に実施される中学理科については、すでに導入が決まりました。この背景には、児童生徒が使用する情報端末が行き渡っていることなども関係しています。

しかし、完全に実施の準備が整ったわけではありません。2023年度に実施された中学英語の「話す」では機器の不具合があったほか、多くの学校で文科省が推奨するインターネットの通信速度を満たしていないためです。今後これらの問題を解消したうえでテストが実施されることになるでしょう。

全国学力テストにCBTを活用するメリット

より詳細な学力把握が可能

CBTを活用することによって解答にどの程度の時間がかかっているのか、どのようなプロセスで問題を解いているのかを把握できるようになります。これにより、これまで以上に細かな学力の把握が可能になるでしょう。

学力把握ができれば、生徒に合わせた指導を実施することもできます。指導の充実化に繋がることが期待できるのもメリットです。

カラー表示が可能

一般的に紙で行うテストはコストの関係もありモノクロ印刷となっています。ですが、タブレット端末などを用いて出題する場合は、好きなようにカラーを使用できます。
モノクロでは伝えにくい情報もわかりやすくなるのがメリットといえるでしょう。さらには動画を活用した問題に関しても出題可能となります。

結果の返却が素早く行える

CBT形式にすることによって選択式や短答式問題に関しては、自動採点が可能です。長文記述問題に関しても教員はAIの補助を用いる形で素早く採点ができるメリットがあります。
そのため、成績の返却が従来よりも早く行えるようになります。教員の採点にかかる労力が軽減されるのも大きな利点です。

不登校の生徒は自宅から参加可能

オンラインで行うテストということもあり、何らかの事情があって学校でテストを受けられない生徒であっても、自宅から実力テストに参加することが可能です。

まとめ

全国学力テストでCBTが採用されることになり、準備が進んでいます。新型コロナウイルス感染症の拡大により急速に児童生徒の一人1台端末が進んだことも大きな理由です。
CBTによって詳細な学力の把握が可能になる一方で、通信速度の不足や通信ネットワークへの負荷といった課題もあります。

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